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【今さら聞けない】年末調整と確定申告の違い

所得にかかわる税金を「所得税」といいますが、年末調整と確定申告は、どちらともこの所得税にかかわる手続きの事を指しています。

ざっくりと説明をすると、会社員などが源泉徴収によって先払いした所得税に対して、調整を行って払い戻しを受けるものが年末調整になり、自営業などを行っている人が、一年の収益にを計算して申告し、所得税額を決めるものが確定申告になります。

原則的には、所得税の納税は、確定申告によって行われることになっています。

しかし、会社員などの給与所得者の場合には、その給与から源泉徴収によって所得税を天引きしています。

こうしたことから、その過不足分が発生するために、年末調整という形を取り、確定申告を行わなくてよい、という事になっているのです。

基本的に年末調整は秋口から年末にかけて行われ、確定申告はその翌年の2月15日から3月15に行われ、先にも出た通り源泉徴収を受けている会社員の人などの場合には年末調整を、自営業などの人は確定申告を行い納税をすることになります。

年末調整は、企業などの事業所、いわゆる勤務先が会社員や従業員、公務員などの給与所得者に対して、その年の1月から12月までの間に支払った給与や源泉所得税について、12月の支払日にその過不足分を調整する仕組みになります。

毎月の給与から天引きをされているものを、年末で調整する必要がある理由として、源泉徴収された所得税の合計額と、本来納税するべき所得税の額が、必ずしも同じ額になら買い場合があるからです。

給与から先に徴収されている所得税の金額には、例えば生命保険料の控除などが反映されません。

また、新たに保険に加入したり解約した場合、入院などにより病院で医療費を支払ったりするようなことも反映されないのです。

こうしたことを源泉徴収された所得税に対して調整していくことにより、正しい所得税額を算出し、これを清算する目的があるのです。

確定申告は、個人が、毎年の1月1日から12月13日の一年を課税の期間とし、そのあいだの所得のすべてを計算して申告、所得税額を決定し納税額を決める手続きの事です。

確定申告は所得税を納めるためだけのものではなく、払いすぎている税金を還付してもらう手続きの側面も持ち合わせており、こうしたことを還付申告と呼んでいます。

年末調整が毎月天引きされた税金を調整するためのものであるのに対し、確定申告ではその一年に上げた収益のすべてを計算し、その収益を確定して申告することで所得税の額を決めるものになります。

こうしたことから、金銭の管理や収益に対する経費や売り上げと仕入れの計算などを行っていかねばならず、これらをしっかりと把握しておく必要があります。

申告漏れなどがあった場合は、税務署などから立ち入り検査が行われる場合や、悪質な脱税などが行われた場合には、思い追徴課税や罪の問われる場合もありますので、きちんとした確定申告を行わなくてはなりません。

一般的に、自営業などの人が確定申告を行い、会社員などの人が年末調整を行うというとらえ方になっていますが、年末調整を行っていたとしても、確定申告を行わなくてはならないという場合もあります。

例えば、給与年収が2000万円を超えている場合や、2つ以上の事業者から給与や賃金を受けている場合、1つの事業者から給与を受けており、給与や退職金以外で20万円を超える所得がある場合などは、確定申告が必要になります。

例えば、会社員をしながらバイトをしたり、ネットでの副業、投資取引などでの収益などがあるケースなどでは確定申告を行う必要があります。

また、還付金を受け取ったり控除を受けるために確定申告をする必要がある場合もあり、高額医療により医療費控除を受ける場合、ふるさと納税をして寄付金控除を受ける場合、投資取引で損失が出たために繰り越し控除を受ける場合など、様々なケースで確定申告が必要なことがありますので、節税を行うためにも税務署などに確認をすることをお勧めします。

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