【炭火の消し方】キャンプ・バーベーキューの前に教えます!

ここ数年、日本ではアウトドアブームがじわじわ起こってきていますね!
手軽にアウトドアが楽しめる場所や、便利なアウトドアグッズも続々登場してきていますから、これまでアウトドアに縁遠かった方々にもぜひ、この機会にアウトドアデビューをしていただきたいと思います。

ただ、アウトドアでは気を付けるべきこともたくさん!
とりわけ気を付けていただきたいのが“炭火の始末”についてです。

炭火の始末をきちんと行わないと大惨事になることが!
実際過去には、バーベキューで使った炭を(完全に消火できていない状態で)捨てたことによる山火事の例もあるのです。

炭火は簡単には消えません。“火が消えた”かに見えても、内側では火が燻っており、しばらくするとまた発火し始めることがあります! よって、これからアウトドア・バーベキューデビューをされる方は、まず“正しく炭火を消す方法”をシッカリ覚えて下さいね。

炭火を完全に消す方法

上記の通り、炭火は水をかけたくらいでは消えません。
炭の内部に回った火は、水をかけられても簡単には消えず再び発火する恐れが!
ですから、中で燻っている火まで完全に消えるよう、正しく消火することが大切なのです。

水で消す

炭火を消すには、水を入れた金属製のバケツ容器などに(使用済みの)炭を移し入れ、じっくり浸すという方法があります(ただし、この際、たくさんの炭を一度に水に入れたり、水に炭を放り込んだりすると、熱い水蒸気が上がりヤケドの恐れがあります。炭は必ず1つ1つ、ゆっくり丁寧に水を張ったバケツに移し入れてください)。

なお、水に入れたらタップリ30分はそのままに!

それくらい時間をかけて浸さないと炭の内部で燻っている火は消すことができません。
従って、炭火の後始末には“早め早めに取り掛かるよう”心がけてください。

また、バーベキューコンロの中などで燃えている状態の炭に直に水をかけるのも危険なのでやめましょう。
理由は(水をはったバケツに炭を放り込むのが危険なのと同様)燃えている炭に勢いよく水をかけると、周囲に熱い水蒸気が広がりヤケドなどの危険があるため! 加えて、急な温度変化が起こるとコンロや七輪が壊れる恐れがあるためです。

火消壺で消す

炭火の消火にベストなのは、火を消すための火消壺の利用。
専用の壺がなくても、煎餅などの空き缶や要らなくなったお鍋などで代用できます(ただ、その際にはフタに釘などで空気穴をあけるようにして下さい。完全に密閉してしまうと熱で膨張した空気によって缶が破裂する危険があります)。

なお、火消壺(および代用品)の使い方は簡単。
炭を火消壺(または空き缶)に移し、蓋をして(酸欠になり火が消えるのを)待つだけです。

言うまでもないことですが、壺・缶の外側はかなり熱くなるので取扱いは慎重に。必ず軍手を着用するなどしてヤケドに気を付けるほか、熱に弱いものは周りに置かないようにしましょう。炭火の消火が済んだ後も、壺・缶はしばらく熱いままですから気を付けて! 持ち運びは、しっかり時間を置き・冷めるのを待ってから行うようにしてください。どうしても急ぐ必要があるときには、缶の上から水をかけ十分に冷やして取り扱うのが鉄則です。

それから…使用済みの炭ですが、形が残っているものにはまだ“使い道”があるんですよ!
酸欠にさせて消火した炭は「消し炭」といって使用可能。柔らかく火が付きやすいので着火用の炭として重宝しますから、ぜひ捨てずにとっておくと良いでしょう。

以上、炭の消し方をご紹介しました。
炭の後始末は大切です。必ずきちんと処理しましょう。
また、消火が済んだ後の炭や灰は、その場に放置してはいけません。
必ずキャンプ場指定の炭捨て場に捨てるか/持ち帰るか…して下さいね。
なお、どの方法をとっても炭を完全に消火させるには時間がかかります。ですから、炭の後始末には早めに取り掛かるのが肝心。決して後回しにしないことです! また、キャンプ・バーベーキューで炭火を使用する際には、金属製の缶やバケツ、炭を掴むためのトング、軍手、水が最低限必要。予め準備をしておきましょう。