ボーナスはどのようにして決められるのか

会社勤めをする者にとって、日々の労働の対価として受け取れるものの一つにボーナスというものがあります。
毎月の給料の数か月分が支払われるボーナスは、多くの人たちにとってうれしいものですが、その内容や有無、どのようにその額が決められているのかなどは、謎な部分が多いのも確かです。

ボーナスというものは、企業が就業者に対して支払うものですが、必ずしも支払わなくてはならないというものではありません。
古くは江戸時代のモチ代など、主人が従業員に対しする恩恵として与えていたものが始まりになりますので、例えば労働基準法などにしたがった明確な支払い義務などはなく、必ずしも支払われるものではないということを知っておく必要があります。

このようなことから、特に小さな企業などにおいては、会社の業績によってはボーナスの支払いがなかったり、そもそもボーナスというものが存在しないという会社もあります。
またこれとは逆に、企業によっては労働契約などによりあらかじめ定められていることもあり、こうした場合には、その契約に基づき支払い義務が発生します。

ボーナスはこのような特性から、多くの場合はその支給額が決定されていないことがほとんどで、一般的には年間に4ヵ月分のボーナスが支給されることが目安となっており、夏季の賞与として1.8ヵ月分、冬季の賞与として2.1ヵ月分が支払われる形が最も多いとされています。

このほかには、年ベースの年俸制の給与体系を取っていいる場合には、契約の段階において、給与とボーナスの額が定められていることもあり、こうした時にはボーナスは定められた額で支払われることになります。

また、ボーナスはその企業の考え方や経営方針にもよりますが、多くの場合は、いわゆる正社員に対して支給されます。
正社員であれば、額の差はあれこそ新入社員でも何らかの長期休暇を取っている場合でも支給されることがほとんどです。

しかし、契約社員や、パート従業員、アルバイトなどの場合には、その勤続年数にかかわらず、支給されないということが多くあり、もともとのボーナスの成り立ちからして、会社側が支払う、支払わないの決定権を持っているものとして考えることが妥当でしょう。

ボーナスは利益配分になりますので、企業の利益が大きく上がればその支給も大きくなりますし、また利益が下がれば額は小さくなり、場合によっては現物支給や支払いがないということも起こり得ます。

このように、様々な状況や形態に影響を受けるボーナスですが、その支給額についてはその個人ごとに差があります。
個人別のボーナスの支給額については、その正社員の会社への貢献度が大きく作用することになります。

これは月々の給与などにも影響を与えるものですが、よく名前を聞くボーナス査定と呼ばれるものによって、推し量られます。
このボーナス査定には大きく、業績、能力、行動などの評価項目が設定されており、昇給額や支給額が決定されることになり、この中でも短期的な指針に基づく業績評価が大きく関与するといわれていますので、事業目標を達成していくことが、いわばボーナスを増やすコツのようなものになるといえるでしょう。