「浮気」と「妊娠」の実は深い微妙な関係
なぜ浮気は妊娠前後が多い?
連れ添う夫婦の間には、いろいろな問題が起こるものですが、その最たるものはやはり「浮気」になるでしょう。
特に、妻の妊娠中や子供が生まれた直後などは、夫が浮気をしやすくなる期間であるといわれています。
その原因には、妻との接する時間が少なくなることで、独身時代を思い出してしまったり、また子供が生まれたというプレッシャーにおびえ、現実から逃避してしまうこともあります。
妻=母として、夫=父としての関係
妻と夫のスタンスの違いが大きいとされており、妻のほうは、生まれた子供に対しての関心度が高まり、夫に対しての対応がおざなりになる傾向が強くなります。
夫は子供に対しての関心度は妻同様に高まるものの、直接面倒を見なくてはならない妻の愛情のほうが勝っているために、子供へ向ける関心の行き場がなくなり、これが転じて「妻は子供ばかり見ている」「自分よりも子供のほうが大事なのだ」と考えが進むことがあります。
「自分が必要されていない」と拗ねてしまうことで、自分に対して関心を持ってくれるほかの女性を求めるともいわれています。
こうしたことが起こらないように、夫の関心をしっかりと子育てに向かわせ、その責任をしっかりと理解してもらうことが大切です。
万が一、深刻な状態になった場合には、その溝をどのようにリカバリーしていくのかがポイントになります。
浮気を知ったら何をすればいい?
夫の浮気を知った場合には、まずはその悩みを一人で抱えようとせずに、まずは周りに相談をするのがよいでしょう。
一人で抱え込んでしまうと、考えが堂々巡りをしてしまい、やがては八方ふさがりの状態に陥ってしまうこともあります。
第三者の視点や考えを取り入れることによって、より的確な道筋を見出すことができたり、また、新たな視点で気づきが生まれることもあります。
実際誰に?
このように、相談をすることは大事なことになるのですが、相談する相手は慎重に選ぶ必要があります。
極端な物言いをする人であったり、短絡的に話をする人に相談をしてしまうと、例えば感情的な発言に流されて早まった判断をしてしまうこともあるでしょう。
浮気という事柄に見識が深く、物事を冷静に客観的に見ることができ、アドバイスを投げてくれるような人を選ぶと、自分の周りで起きている問題の本質も見えやすくなります。
「木」ではなく「森」を見る
自分一人で考える場合にも、感情的な問題だけに走らないように、「経済面」と「生活面」という二つの問題を常に頭の中に入れておくと、冷静な考え方ができるために、こうしたことも忘れないようにしておきましょう。
勢いで離婚をしたものの、経済力がなければ生きていくことができませんので、子供がいたままで充分な稼ぎを出すことができるかどうかや、生活のフォローをしてくれる実家との連携はちゃんと取れているのかどうか、などを考えてみましょう。
浮気、そして離婚という感情的になりがちな問題を、このようにして現実問題に落とし込んで考えることで、逆に、浮気の本質的な問題点も出てくることもあります。
また、先のようにほかの人に相談をすることによって、夫との直接の会話でも冷静に話ができたり、また、第三者を立ててしっかりとお互いの考え方を聞き、場合によってはそのすり合わせが可能になる場合もあります。
もっとも重要なことは、生まれてくる子供のためにも、その受け皿である家庭の状態を安定させ、充分な幸せと愛情をもって作り上げることなのです。